凛とした厳冬のページェント@ひがし北海道

令和4年2月1日

ダイヤモンドダストと白鳥が共演するページェントの舞台として有名な音更は、大自然から贈られるアートをちなんだファンタジーショー「おとふけ十勝川白鳥まつり彩凛華」が開催

場所

音更町十勝が丘公園

期間

1月29日~2月20日

十勝川温泉の白鳥
十勝川は北海道有数の白鳥飛来地

日本屈指の穀倉地帯を潤す十勝川は、それにふさわしく豊かなエコロジーが見られます。流域面積が広く割に降水量は比較的少なく、穏やかな水辺に四季折々で様々な生きものが餌と休憩の場所を求めてやってきます。

人間にとってしばれ冬でも、湖も川も凍ってしまうシベリアから飛来する白鳥であれば、このゆっくりと流れる川は格好のねぐらです。12月初旬頃から3月中旬にかけて、千羽を超えた白鳥が音更町の十勝川温泉街のあたりに翼を休めています。

十勝川に浮かぶ冬の妖精の凛とした美しさだけでも魅かれますが、氷点下10°C以下の快晴の早朝なら、川面の水蒸気は急速に冷却し、空中で舞い散る無数の氷の粒となって日光に反射してキラキラと輝く「ダイヤモンドダスト」も発生します。

「天使の囁き」などとも呼ばれたダイヤモンドダストと白鳥が共演するページェントの舞台として有名な音更は、大自然から気まぐれに贈られるアートをちなんで、音と光で更なる感動のファンタジーショー「おとふけ十勝川白鳥まつり彩凛華」が開催し、農業保温材を活用した600個以上のオブジェが凍てつく凛とした白銀の大地を飾られ、オブジェの数だけ用意された電球はコンピューターでコントロールし、音と合わせて彩りと温かみあるファンタジックショーが施されます。

おとふけ十勝川白鳥まつり彩凛華ギャラリー

写真提供: 高橋道子さん

今年は厳しい状況に置かれているなかで縮小していますが、1月29日から第31回「おとふけ十勝川白鳥まつり彩凛華」が安全確保を念入りに、十勝が丘公園でスタートしました。点灯時間は2月20日まで毎日の19~21時、普段と違って暖を取れる足湯やスープが提供するアイスプロムナードがないので、寒さ対策をしっかり取って、まつりの後十勝川温泉に休めるもよいかもしれません。

帯広の冬
寒さ対策をしっかり

写真提供: 高橋道子さん

十勝川温泉観光協会のウェブページ

開催スケジュールや安全対策の詳しい説明は、十勝川温泉観光協会のHPをご確認ください。

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中札内村のアイスキャンドル

北海道の雄大さを物語る@中札内村

北海道の背骨といわれる険しい山岳を中心として広がる「日高山脈襟裳国定公園」は、日本最大の原生流域が誇っており、今年12月で国立公園への指定が見込んでいます。公園の玄関口である中札内村は、約600個のアイスキャンドルを日高山脈の形に積み上げて日高山脈をPRします

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