高校生が育てたラベンダーの香りを感じる一杯@ニセコ町

写真と資料提供: 片山健也ニセコ町長、ソムリエの川口健太さん

ニセコ町のシンボルの花を新しい観光資源にするため、ニセコ高校の生徒たちは数年前からラベンダーの研究活動を始めました。花の特性・品種などを学ぶ上で、自分たちの手で苗を入れた貯蔵庫温度や光を管理し、観光客が多い冬にもラベンダーで迎え入れるように開花調整の試験が行いました。まだまだ冬のラベンダー開花を実現できていませんが、その夢は後輩たちが引き継いでくれます。去年6月、世界的なスノーリゾート地ならではの上質な軟水をいかし、ニセコアンヌプリの森の中にニセコ町の精神を感じるお酒が造っている「ニセコ蒸溜所」も、生徒たちが育てたラベンダーを買い取らせて、乾燥させずフレッシュなまますぐに「ohoro GIN Limited Editionラベンダー」のメインボタニカルとしました。ラベンダーの心地よい香りを存分に引き出したこのジンは、3月21日からニセコ蒸溜所で発売します。

発売日

3月21日(月・祝)

希望小売価格

1,617円(税込)

販売場所

ニセコ蒸溜所(北海道虻田郡ニセコ町ニセコ478−15)

ラベンダー産業のゆりかご・ニセコ町

開基90周年記念行事の一環として、ニセコ町は平成3年でラベンダーが「町の花」に制定されました。柔らかな香りで人々にロマンを与えるラベンダーは、豊かな自然を誇るニセコ町にとって意義深い花でもあり、昭和22年、香料会社はニセコ町一帯の農家と委託栽培の契約を交わして、国産ラベンダーの大量栽培が始まりました。ラベンダーが町花に制定された頃では、ニセコビレッジリゾート(当時はニセコ東 山プリンスホテル)近くの約80アールぐらいの土地に一面ラベンダー畑が広がり、羊蹄山をバックにしたラベンダーという絶景に惹きつけた観光客も数多くいましたが、支配人が転勤になったからラベンダー畑づくりの後継者がいなくなり、町からラベンダーの姿は徐々に消えていました。課題研究のかげで町花の歴史を知ってたニセコ高校の生徒たちは、ラベンダーをもう一度ニセコに普及しようと2年間にわたり取組みました。ラベンダーのクラフトジンのほか、道の駅ニセコビュープラザでラベンダーのルームフレグランスも登場し、高校生の蒔いた種は、ニセコ町で広めていきます。
ニセコ町

地域タイムズ@ニセコ町

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旬の味わいを引き出すワイン@小樽市

OSA WINERY社長の長直樹さん

小樽市で最も水揚げ額が高いの海の幸であるホタテをメジャー化することで、小樽の漁業や飲食業の活性化を目指す「おタテ」のブランド化が推進している産学官連携プロジェクト実行委は、長直樹・真子夫婦二人で営む「OSA WINERY」とコラボし、生でも、焼いても、揚げても美味しい、そして和洋中様々な「おタテ」料理でもさらにおいしく食べらさる「OTATE WINE!」を造りました。コクや香りのバランスを取り、やや辛口の白ワインは余市、小樽産のデラウエア、旅路、ピノグリを使用し、爽やかで優しい甘さが特徴です。3月26日から小樽市内で200本限定発売します。

  • 丸い遠藤商店
    • 北海道小樽市豊川町14−3
  • 駅なかマート タルシェ
    • 北海道小樽市稲穂2丁目22−15(小樽駅構内)
  • 酒商たかの
    • 北海道小樽市稲穂1丁目1−6(サンモール商店街)
3月26日
2,750円(税込)

海と山に囲まれた食の宝箱・小樽市

明治の頃から小樽市はニシン漁とともに、ホタテ漁の先進地として知られています。現在、日本全国で食べられているホタテの99%以上が北海道のホタテで、令和元年は39万トンの水揚げ量がありましたが、昭和のはじめころに乱獲や環境の変化などで激減し、一時衰退の危機に陥りました。養殖の試行錯誤が続く中、昭和57年に祝津沖でホタテ養殖の事業化に成功し、見事に「獲る漁業」から「育てる漁業」へ転換、成長を続けてホタテの漁獲量・金額ともに小樽市内漁業のトップ水準となりました。小樽産ホタテは小ぶりですが、貝柱の弾力がとても強く、独特の食感と旨みがあります。また秋が冷涼なおかげで、香りと酸を保ったままブドウが熟していく環境が整っているので、近年小樽市は日本のみならず世界からも認められてワイン産地となっています。平成27年、自分の手で理想のワインを造る夢を見た長直樹・真子夫婦は、全国を回って適地を探し、小樽の魅力を感じて「OSA WINERY」を創業。現在小樽・余市で8品種を栽培しながら、年間1万本ほどを生産しています。

北辰は北海道のシンボル

北辰のキセキとは

北辰は北極星の雅称で、きびしい風雪に耐え抜いた先人の開拓者精神と、雄々しく伸びる北海道の未来のシンボルとして、明治時代から道民に親しまれて来ました。百年以上の年月を経ても、その精神は今でもしっかり受け継がれています。地域づくりを頑張っている人の輝かしい姿をより早くお届けるように、39°北は北海道の津々浦々の快挙をまとめた「北辰のキセキ」が始まりました。「地域タイムズ」より短くなりますが、もっと詳しく取り上げたい話題が有れば遠慮なくメールメッセージツイッターでお知らせ下さい。

今回の写真と資料提供は、片山健也ニセコ町長、ソムリエの川口健太さんと、OSA WINERY社長の長直樹さんです。ありがとうございました。

北辰のキセキ記事アーカイブ

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3月28日北辰のキセキ

北辰のキセキ@3月28日: ニセコ町・小樽市

ニセコ高校の生徒たちは町花「ラベンダー」を新しい観光資源にすることをために、研究活動を行い、彼らが育てた花はニセコ蒸溜所の手でクラフトジンとかわった。ホタテ漁の先進地として知られる小樽市は、名産をさらにおいしく食べらさるコラボワインが発売。

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3月14日北辰のキセキ

北辰のキセキ@3月14日: 当麻町・ニセコ町・平取町・八雲町・帯広市

当麻町は23回北海道広報コンクールに入賞。第12回ニセコカップGS大会は、ニセコモイワスキーリゾートで開催。平取町二風谷民芸組合はアイヌ文化を身近に感じオンラインツアーを企画。ゲストハウスSENTOはお手伝いさんを募集。ベンチャー企業そらは、ふく井ホテルの経営を引き継ぐ。

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