最北の急行が春の宗谷を駆け抜ける@宗谷本線・比布駅

令和5年5月21日

地域と連携し沿線を盛り上がる企画の一環として、宗谷本線では22年ぶりに急行列車「花たび そうや」号が運行。日本のてっぺんの絶景はもちろん、沿線地域の皆さんのおもてなしやご当地ならではの特産品も楽しめます

場所

宗谷本線

期間

令和5年5月13日〜6月4日

比布駅のお出迎え

映像提供: 村中一徳比布町長

日本最北の鉄道・宗谷本線は全長259キロで、東京と新潟の間の直線距離を匹敵する長大路線ですが、途中にはトンネル一本しかなく、川の流れや山肌に忠実に沿って敷設されたから、なだらかな斜面からなる特徴的な宗谷丘陵、富士山が日本海に浮かんでいるかのような利尻島、のどやかな牧場と農園、北海道命名ゆかりの地や、咲き誇る千本桜で有名な塩狩峠などの絶景をじっくり車窓から眺められます。

そんな宗谷本線沿線の魅力を活かすため、JR北海道は令和元年にJR東日本の観光車両「びゅうコースター風っこ」を借りて「風っこそうや号」の運行を行われました。

花たび そうや

「花たび そうや」号のホームページ

「花たび そうや」号の運転日や沿線イベントについてはこちらをご覧ください

乗客からの評判も良かったことから、翌年に自社保有の国鉄型気動車キハ40型の内外装を観光仕様に改造し、沿線地域の方々が停車駅でおもてなしや、車内販売と観光案内を実施するなど、地域と連携し宗谷本線を盛り上がっていくはずだったが、コロナの影響によりすべての運行が中止になりました。それだけに今回の「花たび そうや」号は、まさに3年越しの待ちに待った運行です。

待ちに待った観光列車
待ちに待った観光列車
比布駅のおもてなし
比布駅のおもてなし

写真提供: 村中一徳比布町長

約6時間かけて旭川から稚内間の259キロを走破する「花たび そうや」号は、途中に比布、塩狩、和寒、剣淵、士別、名寄、美深、音威子府、天塩中川、幌延、豊富を停車し、沿線地域の皆さまによるお出迎え・お見送りのお手ふりを行うほか、様々な特別企画を実施します。

比布駅では、「花たび そうや」号の運行に合わせてご当地キャラクター「いちごちゃん」が登場し、手旗などのノベルティの配布が行い、有名なテレビCMにちなんだ顔出しパネルも設置されています。また、比布駅の駅舎は平成28年にリニューアルされ、待合室を兼ねた交流スペース「ピピカフェ比布駅」が駅舎内にオープンし、比布町の農産物を使った食事の提供や、比布町の特産品の販売もありますので、約15分間の停車時間で記念撮影やお買い物などをお楽しみいただきます。

「花たび そうや」号今シーズンの運行は6月4日まであと4回ありますのでぜひ初夏の宗谷線をのんびりとお楽しみください。現在の時点では残席がかなり少なくなっていますが、出発日に近づくとキャンセルにより空席が出る可能性もありますので、ぜひチェックしてみてください。

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今回の写真と資料提供は村中一徳比布町長です、ありがとうございました。

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