安平町

道の駅あびらD51ステーション開業3周年まつり@安平町

写真と資料提供: 及川秀一郎安平町長

国鉄SL終焉の地「追分」で、D51 320号機とキハ183などの懐かしい車両を国内指折りの状態で維保存展示している「道の駅あびらD51ステーション」は、開業3周年を迎えました。4/29(金)から5月8日(日)まで、「開業3周年まつり」を開催し、普段で屋内の鉄道資料館に泊まるD51 320号機は外に出て、おおぞらの下に北海道で最後に駆け抜けた黒い閃光の勇姿を見られます。まつりの期間では、SL保存協力会の手によって40年以上磨き続けてきたD51 320号機の傍に、無料のミニSL乗車体験と、キハ183-214の車内公開も行われる予定です。

毎日5~9店舗が道の駅正面に並び、新鮮な厚岸産生牡蠣が食べられる館外催事の「デゴイチ青空レストラン」と、手作り雑貨・小物・鉄道グッズのお店が多数出店し、「Jファーム」のミニトマトの詰め放題も楽しめる館内催事「デゴイチマルシェ」が開催します。

期間限定メニュー、お得な商品やミニSLの運行などの詳しい情報は、道の駅あびらD51ステーションのウェブサイトをご覧ください。

鉄道ロマンめぐり・安平町

日本遺産「炭鉄港」の構成文化財をベースに観光振興が進んだ安平町は、公式YouTubeチャンネルで鉄旅にぴったりの散策コースを紹介しました。現役の第三代追分駅舎と、昭和中期のレトロ駅舎が再現された道の駅あびらD51ステーションの間には、国鉄最後の蒸気機関車基地の面影を偲ぶ撮影スポット、厳寒の大地を力強く駆けぬけた蒸気機関車の煙室扉と動輪や、それをイメージしたマンホール蓋が点在しています。

鉄分が満喫したら、可愛らしいエゾシカやウサギ、鳥たちに出逢える安平町鹿公園と露天風呂が備え付けたぬくもりの湯も駅のすぐそばにありますので、帰りの列車が来る前に癒やしのひと時が過ごせます。例年より少し早く、鹿公園のみずばしょうは4月14日に開花しました。今年は花の痛みが少なく、真っ白なきれいな花を咲かせています。

散策ルートを紹介する動画は、NHK「ブラタモリ」をはじめ、多くのテレビやラジオにも出演されている株式会社あるた出版 編集部 O.toneデスク 和田 哲さんも登場いたします、お楽しみください
安平町

地域タイムズ@安平町

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太古の歴史を感じる化石の宝箱@むかわ町

写真と資料提供: むかわPR大使の金野英津子さん

中生代後期白亜紀の海底の地層が広がるむかわ町穂別地域は、はるか昔に生息していた海生爬虫類・アンモナイトなどの実物化石を秘めているから、研究者や愛好家が集まっています。昭和50年、アンモナイトを採集している際、町内に住んでいる荒木新太郎さんが山奥で首長竜のヒレを偶然発見するきっかけに、貴重な化石資料を収集・保存・展示するため、穂別博物館が建設されました。

のちに同じくアンモナイトが産出する沢沿いを歩いていた際、堀田良幸さんが崖の中腹で骨化石を発見し、穂別博物館に寄贈しました。この化石のクリーニング作業が進めたら、首長竜ではなく恐竜のものである可能性を発覚し、恐竜研究の専門家に鑑定をお願いしたところ、化石が産出した層準は波の影響を受けないほど水深が深い場所であることなどから、尻尾だけでなく全身骨格が埋蔵している可能性も高いことが分かり、北海道大学、北海道大学総合博物館のボランティアの方の協力を得て、計6トンにおよぶ恐竜化石が得られました。

発見されたの「むかわ竜」化石は全身骨格として国内最大で、保存状態も極めて良く、海岸線近くに生息し独自の進化をとげた新属新種と言われて、全国的な注目を集めます。北海道や日本の宝とも言えるこの標本は、アイヌ語で「神」を意味するカムイ、ラテン語で「トカゲ・竜」を意味するサウルス、そしてラテン語で日本を意味する形容詞の「ジャポニクス」からなる学名(カムイサウルス・ジャポニクス Kamuysaurus japonicus)が命名され、今後も研究を進めていきます。

むかわ竜、モササウルスや、恐竜化石の発見に繋がるアンモナイトなど穂別産の標本は、穂別博物館にて展示しています。四月から穂別博物館は常設展示のリニューアルを行われ、展示アンモナイトは、以前の 45種189点から125種237点に増えたほか、時代ごとに分かれ、アンモナイトに詳しくない方でも見やすい展示となっています。

むかわっ子募集中・むかわ町

胆振東部地震により被災された町の復興の願いを込めて、むかわPR大使の金野英津子さんは、一緒にむかわの食、穴場スポットを探し、町民の方と繋がり中と外が一体となり楽しく町を盛り上げてくれる「むかわっ子」を募集しています。楽しむことは前提で、どんな方でもオッケーです。興味がある方は、金野さんにお問い合わせてください。

金野英津子
金野英津子むかわPR大使
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むかわ町は、皆さまもご存知の通り、ししゃも、恐竜、メロンの町として名があります。それだけではなく、食、穴場スポットもいっぱいあります!むかわの魅力を探りませんか?メッセンジャーでもお待ちしてます!

地域タイムズ@むかわ町

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北海道初の線路をトロッコで走ろう@小樽市

資料提供: NPO法人北海道鉄道文化保存会会員の松邑智さん

日本最大規模となる石狩炭田から良質な石炭を積み出すため、明治13年、官営幌内鉄道が着工され、手宮桟橋から出発した蒸気機関車「弁慶号」とともに、北海道において鉄道の歴史が始まりました。まだ新技術だった鉄道の利便性や経済効果を市民にも伝えるように、幌内鉄道が開業する当日は無料で開放されました。

北海道炭礦鉄道に譲渡された後、小樽駅から手宮駅間の線路が国有化され、手宮線となり、昭和60年まで貨物列車が走っていた。この北海道開拓においても重要な役割を担っていた鉄道の記憶を後世へ伝えたいという思いから、北海道鉄道文化保存会は4月30日(土)・5月1日(日)・5月3日(火・祝)~5日(木・祝)に、中央通りから道道小樽港稲穂線まで約800㍍の旧手宮線を利用し、足漕ぎ軌道自転車(トロッコ)を運行し、トロッコを漕ぎながら春の風を感じて下さい。また、こどもの日(5月5日)には小学生以下は無料です。
トロッコは事前予約が必要です
  • レールカーニバルinおたる実行委員会 受付

    小樽市民センター「マリンホール」そばです

  • 9:30~17:00 (火曜日定休) 受付時間
  • 10:00~16:00 (15:20) 運行時間

    運行日は4月30日(土)・5月1日(日)・5月3日(火・祝)~5日(木・祝)

  • 0134-61-7777 お問い合わせ

    NPO法人北海道鉄道文化保存会 『レールカーニバルinおたる』実行委員会

炭都の軌跡を見に行こう@夕張市

写真と資料提供: 厚谷司夕張市長

函館が100万ドルの夜景なら夕張は100万トンの夜景が言われるほど、石炭産業で栄えた夕張では大小24の炭鉱があって、もともと原生林だった夕張川の最上流部の山間部でも採炭のために人を集めて、二万五千人近くの人口を数え、幼稚園から高等学校までの教育機関や、映画館、銀行、炭鉱病院、市立図書館などが揃った都市「大夕張」ができました。

産出される石炭の輸送はもちろん、夕張岳山麓から運び出された林産品や、大夕張住民の日常生活も、三菱石炭鉱業大夕張鉄道線に頼っていた。昭和37年まで鉄道は外と繋がる唯一のライフラインで、開業初期の旅客運賃は無料、全線廃止直前時点でも初乗り40円、清水沢 – 南大夕張間が60円という、北大阪急行電鉄と並ぶ日本一の低運賃でした。

炭鉱が閉山をした時に、役割は終えてしまった大夕張鉄道線は廃線となって、南大夕張駅の立派な駅舎も解体されたのですが、熱心な「三菱大夕張鉄道保存会」により、荒廃状態にあった石炭運搬車とダルマストーブが使用された客車などを修繕しホームの近くに保存展示しています。

山の中に静かに眠る南大夕張駅今は、夕張市が条例で定めている都市公園のひとつとなって、年代物のホームを維持するため、今年度修繕工事を実施します。4月29日から今シーズン車両の公開も始まり、自由に客車内に見学可能で、当時の雰囲気や夕張の最盛期をうかがい知ることのできる場所です。また、9月では年に1度ライトアップを行う予定です。

日本遺産・炭鉄港

炭鉱の町として昭和30年代に繁栄が極める空知地域は、北海道開拓や日本の近代化を支えてきました。約110炭鉱を誇る国内最大の産炭地は各地から沢山の人が集まって、北海道の人口は約100年で100倍になりました。エネルギー革命の波で平成の初めごろに全ての炭鉱が閉山しまいましたが、今でも多くの遺構や記憶を残って、室蘭の工場と小樽の港湾に合わせて「炭鉄港」として日本遺産に登録されました。これら近代史上重要な役割を果たした文化財の魅力をもっと広がって、交流人口の創出や郷土愛を育つため、夕張、美唄、三笠の3市とNPO法人炭鉱の記憶推進事業団は、石炭のおかげで急成長し、ブームが過ぎ去った後のチャレンジを描くダイナミックな物語をオンライン番組に通じて発信しています。

南大夕張駅

地域タイムズ@夕張市

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北辰は北海道のシンボル

北辰のキセキとは

北辰は北極星の雅称で、きびしい風雪に耐え抜いた先人の開拓者精神と、雄々しく伸びる北海道の未来のシンボルとして、明治時代から道民に親しまれて来ました。百年以上の年月を経ても、その精神は今でもしっかり受け継がれています。地域づくりを頑張っている人の輝かしい姿をより早くお届けるように、39°北は北海道の津々浦々の快挙をまとめた「北辰のキセキ」が始まりました。「地域タイムズ」より短くなりますが、もっと詳しく取り上げたい話題が有れば遠慮なくメールメッセージツイッターでお知らせ下さい。
今回の写真と資料提供は、及川秀一郎安平町長、厚谷司夕張市長、むかわPR大使の金野英津子さんと、NPO法人北海道鉄道文化保存会会員の松邑智さんです。ありがとうございました。

北辰のキセキ記事アーカイブ

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3月28日北辰のキセキ

北辰のキセキ@3月28日: ニセコ町・小樽市

ニセコ高校の生徒たちは町花「ラベンダー」を新しい観光資源にすることをために、研究活動を行い、彼らが育てた花はニセコ蒸溜所の手でクラフトジンとかわった。ホタテ漁の先進地として知られる小樽市は、名産をさらにおいしく食べらさるコラボワインが発売。

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3月14日北辰のキセキ

北辰のキセキ@3月14日: 当麻町・ニセコ町・平取町・八雲町・帯広市

当麻町は23回北海道広報コンクールに入賞。第12回ニセコカップGS大会は、ニセコモイワスキーリゾートで開催。平取町二風谷民芸組合はアイヌ文化を身近に感じオンラインツアーを企画。ゲストハウスSENTOはお手伝いさんを募集。ベンチャー企業そらは、ふく井ホテルの経営を引き継ぐ。

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39°北について​

「39°北」は、北海道の数多くの自治体や団体に繋がっていただいて、それぞれの地域の振興計画をサポートし、地元で活躍している人々のものがたりを広く知れ渡ることを目的とした総合地域振興情報サイトです

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