旬の夕張メロンが東京都庁に登場＠東京都・夕張市

令和４年６月１８日

夕張メロンをはじめとするグッズは、２１日まで東京都庁で開催する「夕張観光物産展」に登場し、夕張市の観光動画やポスターを楽しみながら、名産に詳しい職員から夕張ならではの商品のものがたりを聞かれます

39°北つぶやき

場所

東京都庁第一本庁舎１階

期間

令和４年６月１５日～２１日

夕張メロンをはじめとする、かつて炭鉱の町として知られていたことから「石炭カステラ」等といった夕張市となじみの深いグッズは、６月２１日（火）まで東京都庁第一本庁舎１階の全国観光ＰＲコーナーで開催する「夕張観光物産展」に登場します。

東京都と夕張市が連携し地域の魅力を広くＰＲするこの企画は、２年振りの開催となります。夕張市の観光動画やポスターを楽しみながら、名産に詳しい地域振興課職員と地域おこし協力隊から夕張ならではの商品のものがたりを聞かれます。

北海道の代表的な果物の一つである夕張メロンは、非常に厳し基準をクリアしたものだけに与えられる商標ですから、出荷された数は限られています。物産展では次の日のカットメロン分が足りなくならないかと悩むほどに、毎日ほぼ完売です。香りがあり、果肉質がなめらかで、豊かな食感を試したい方はお早めに会場にお運び下さい。

東京都と夕張市が連携し地域の魅力を広くＰＲする企画

写真提供: 厚谷司夕張市長

夕張メロンをはじめとする夕張市となじみの深いグッズ

写真提供: 厚谷司夕張市長

名産に詳しい職員から夕張ならではの商品のものがたりを聞かれます

写真提供: 厚谷司夕張市長

夕張観光物産展のアクセス

会場

〒163-8001
東京都新宿区西新宿２丁目８−１
都庁第一本庁舎１階全国観光ＰＲコーナー

開催時間

９:３０～１８:３０
初日は１１:００～
最終日は１３:００まで

開催期間

６月１５（水）～２１（火）

交通機関

都営地下鉄大江戸線「都庁前駅」下車すぐ

ＪＲ「新宿駅」西口から徒歩約１０分

夕張の風土に根ざすメロン

三方を夕張山系の山々に囲まれた夕張市は、渓谷のように狭い谷間に細長く形成されていることから、狭い土地に北海道ならではの大規模農業は行えない上、火山灰質の夕張の大地に適した作物も限られます。狭い面積で高い収益の特産品を作くれないと、農業で生計が成り立ちません。この課題を乗り越えるため、夕張の農家、農協、技術者や研究員たちは試行錯誤する日々が続いていました。

昭和３２年、夕張市の農業改良普及員が農家が自宅用に細々と作っていた「スパイシー」という名のメロンに出会って、麝香のような甘く芳醇な香りを持っていたこの果物に可能性を見いだしました。試験を繰り返して３年後、「夕張メロン組合」が設立されました。

これまでの農家を悩んでいたやっかいな火山灰土は、メロンの栽培にとって一転して好条件となり、水はけが良い大地と、昼夜間の寒暖差が大きいという内陸山地の気候特性ゆえに、高温多湿に非常に弱いメロンを良く育てます。

夕張メロンの本当のおいしさを味わえるように、農協から出荷した時点にはまだ灰緑色の状態で、完熟にはなっていません。常温で１日または２日ほど追熟期間を経てから果実外観が全体に黄色に変色し、独特の香りが出てきます。これらの食べごろサインを確認したら、１～２時間冷やしたあとから１～２日間はおいしく食べることができます。

今回のイベントは東京都で開催していますが、６月２６日(日)では夕張市に「第１３回復活夕張メロンまつり」も開催予定です。各規格計３０ケースの夕張メロンをそれぞれ競り落とす夕張メロンの模擬競り市のほか、メロン早食い競争、メロンが当たる抽選会と、先着２千人分のカットメロン無料試食や割安のメロン販売もありますので、北海道にいる方もぜひ夕張メロンの魅力を試してみてください。