どこにでもあるけど、ここにしかないもの@当麻町

令和4年1月7日

当麻町は充実した支援体制で魅力的な商圏を育むだほか、官民連携で田舎らしさをあえてブランドに粘り強くPRし続けて、ここにしかない価値を創り出しました

場所

当麻町

期間

4年前から

当麻町では出店が相次ぎました
当麻町では出店が相次ぎました

写真提供: 村椿町長

松の内が過ぎ、令和4年も本格的に始まりました。充実した1年になるよう、新たなチャレンジを掲げた方は数多くいるでしょう。

夢を追いかけるため、しっかりした地盤を築けなければなりませんが、実は起業者が市町村から様々なサポートを受けられます。当麻町では地域の活性化を後押しするため、店舗の新築・増改築の費用を補助する「とうまのお店元気事業」が始まった以来、出店が相次ぎました。4年前にここに移住して、自分のお店を立ち上がった和食喫茶「Nostalgic JAPAN 和のみ」、パン屋「boulangerie 廻りみち@当麻」とアパレルショップ「MOONLOID」もその一例です。

指一本でナンデモ買ってしまうスマホ時代には、わざわざ牧歌的な風景が広がる田舎町に起業すると、客足が遠のくではないかという心配は、当初から店主もありましたが、当麻町は充実した支援体制で魅力的なお店をたくさん呼び込み、求心力が高い商圏を育むだほか、官民連携で田舎らしさをあえてブランドに、豊かな自然の恵みを育む「食育・木育・花育」取り組みを粘り強くPRし続け、「ととのう」の町というイメージが定着させました。

揺るぎない匠のこだわりと地域ブランドの力を合わせば、お店に来るまでのちょっと遠い道のりさえプラスに転じて、単なるお買い物ではなく、心と身を癒せる旅として仕上げました。
デザイン性の中にも機能性や着心地などにこだわった

MOONLOID

MOONLOIDは、幌加内にあった北海道大学の製材工場をそのまま店舗として移築したセレクト系のアパレルショップです。デザインの中にも機能性や、着心地、素材など自信を持って勧められるものを取り扱っています。

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店内には芳醇なパンの香りが漂う

boulangerie 廻りみち@当麻

boulangerie 廻りみち@当麻は、オープンの朝8時前には芳醇なパンの香りに誘われたお客さんが並び、午前中には商品が無くなってしまうという大人気店です。お客様がお店に来るまでの道のりも楽しんでほしい思いがと店名に込めました。

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天気の良い日で当麻町に足を運ぶと、先ずは目的地まで広大な風景が広がる田舎道を満喫し、駅前に芳醇なパンの香りを漂う廻りみちさんを立ち寄り、デザイン性の中にも機能性や着心地にこだわったアパレルを取り扱いMOONLOIDさんのおしゃれな紙袋を下げて、大雪山と田園風景を眺める和のみのテラスに出て「すごい所に来たな」と実感しながら、ステーキやカレー、パフェといった洋食に和のテイストを盛り込んだオリジナルのメニューを絶景という隠し味が加わり、良いものに巡り合えたという満足感が心を満たします。大都市旭川から近すぎず遠すぎず、気軽に味わえる旅気分の魅力は大きく、客足が着実に伸びているんです。

どこにでもあるものを新たな視点から強みを見つけて、柔軟な発想と行動を伴った官民連携の力により、ここにしかない価値を創り出すことは、まちづくりにおいて幅広い効果が期待できます。より良い一年になりますように、当麻町は今年も様々なチャレンジしてまいります。

当麻の風景
ここにしかない価値を創出する

写真提供: 村椿町長

上川郡当麻町

とうまのお店元気事業のウェブページ

当麻町のお店の新築・増改築を応援する「とうまのお店元気事業」の詳しい情報は、当麻町のHPをご覧ください。

当麻町記事アーカイブ

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まちの精髄で造ったお酒@当麻町

当麻町は創業百余年の髙砂酒造と連携し、冬期休暇中の当麻鐘乳洞を熟成の場所として活用し純米大吟醸「龍乃泉」が開発。今年の搬入ボランティアはマスク着用しながら作業しますが、地元愛を表現する当麻ピースで元気な光景となりました

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