地域おこし協力隊から定住へ@鹿部町・shikasan cafe

令和4年4月6日

憧れの北海道に地域おこし協力隊員として移住した野田さんは、4年をかけて多彩なレシピを作った。任期を満了しても地元の食を広めたい思いから、空き店舗を自らが改装、shikasan cafe(しかさんカフェ)を開業した

場所

北海道茅部郡鹿部町字鹿部118-19

期間

4月5日開業

shikasan cafe(しかさんカフェ)
鹿部の海を思わせるカフェ

写真提供: 瀧澤静さん

憧れの北海道に専門学校で農業を学んで、地域おこし協力隊として鹿部町に移住した野田春香さんは、鹿部のたらこのおいしさをより多くの人に知ってもらえるように、4年をかけてホタテ入りたらこクリームドリアたらこのスフレチーズケーキや、たらこのスフレチーズケーキなど多彩なレシピが試作を重ねました。

今年3月いっぱいで任期を満了しても、「町の人がくつろげて、観光で訪れた人に地元の食材を楽しんでもらえる場所をつくりたい」思いから、野田さんは町内に定住しshikasan cafe(しかさんカフェ)の開業を決意しました。目を輝かせながら出航を待つ漁師たちが駆け回る早朝の浜と、元気に飛び跳ねるサケが帰ってくる秋の川という漁師町ならではの光景にこだわり、shikasan cafeの内装は鹿部の海を思わせる青色に、手作りのピザ、パスタ、スイーツやコーヒーのほか、旬な食材を生かした限定メニューも提供します。

築50年の空き店舗から改装されたshikasan cafeは、4月5日から開業、休日の午前11時から午後5時と、平日午後1時から午後6時のまでランチや喫茶の注文を受け、持ち帰りもできます(定休日: 水・木)。営業時間とメニューについては、shikasan cafeのローカルプレイヤーページ、またはフェイスブックページをご確認ください。

三つの漁港と漁業研修所が備える鹿部町は、海の幸と切っても切れない関係が持っています。活火山駒ヶ岳の麓にある鹿部町の地質は、幾度の噴火によって形成される流紋岩が多く、豊富なミネラルが鹿部町を面する噴火湾に流れ込む、昆布が育つ環境を作り出しました。元和元年良質な昆布を求めるため、司馬宇兵衛が陸奥国南部から鹿部町にあたる地域に移住し、やがて鹿部というまちができました。

そんな町自慢の海の幸は、道の駅しかべ間歇泉公園で多数並んで、町も食を軸にした地域振興を全力で取り組んでいます。にっぽんA級(永久)グルメのまち連合の創設創立メンバーとなっているほか、令和元年11月中に町職員の副業を条件付きで解禁し、水産加工業、ホタテ・コンブ漁の手伝いを図り、今年2月26日、鹿部温泉観光協会の金澤佑が地元案内人として、立春を迎える鹿部町の自然環境、産業、食や暮らしを知る「フィールドワーク in 鹿部町」を函館市民の交流拠点である函館コミュニティプラザGスクエアさんと協力開催しました。

町職員のもホタテ・コンブ漁を手伝います
町職員のもホタテ・コンブ漁を手伝います

写真提供: 盛田昌彦鹿部町長

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今回の写真と資料提供は、盛田昌彦鹿部町長と、鹿部町役場水産経済課食と観光推進室の瀧澤静さんです、ありがとうございました。

shikasan cafe

shikasan cafeのフェイスブックページ

営業時間とメニューについては、shikasan cafeのフェイスブックページをご確認ください。

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