挑戦しやすい環境を作ろう@安平町

令和4年7月28日

安平町の起業家を発掘するプログラム「Fanfare あびら起業家カレッジ」は7月にアイデアソン合宿を開催し、北海道での事業創造に関心のある方を集めて、課題解決へのアイデアを出し合ったりして、地元との関係づくりを行いました

場所

安平町ときわキャンプ場

期間

アイデアソン
令和4年7月9日・10日
メインプログラム
8月初旬から
地域住民の生活を豊かにする起業家

写真提供: 渡邊匡人さん

街なかに新たなお店が次々とできたら、地域住民の生活を豊かにするだけでなく、周辺への関連企業の進出や、特産品ブランド化などにより、地域の雇用創出など地域経済の好循環が期待されて、そして遠方からも多くのお客さまが訪れ、ほかにはない個性的なまちという魅力を引っ提げ、結果的に地域を盛り上げることにもつながっているから、起業・開業する人はまちのたからものとされています。

にっぽんA級(永久)グルメのまち連合の発起地域の一つである島根県邑南町では、有名シェフを講師として司る「食の学校」「農の学校」や、地域金融機関の力を活かした新たな融資制度などの起業支援取り組みが始まったから、人口1万ほどの町に20店が誕生し、年間90万人もの観光客を呼び込んだ実績がのこりました。
都市で消費するばかりの生活に飽きてしまい、地方で何か生産に関わりたいといった若者の声も少なからず聞くようになりました今では、自分のライフスタイルだけでなく、地域貢献に対する考え方や価値観も大きく関わる新たな移住のスタイルが誕生しました。

7月9日・10日「Fanfare あびら起業家カレッジ」は、北海道、そして安平町での事業創造に興味、関心のある方に向けてのイベント「北海道ビジネスの種を考えまくる1泊2日アイデアソン合宿 in 安平町」を開催しました。

波打つような丘陵地から、タンチョウヅルが降り立つ湿原まで様々な環境を持ち、人気が高まっているアサヒメロンや有機野菜など多彩な農産物の生産に恵まれた土地として、安平町は新しい暮らしや働き方を生み出しやすい素地があります。安平町ときわキャンプ場の自然の中で、北海道が大好きなプレイヤーが現在のリアルな課題と、これから取り組みたいアイデアを出し合いながら、BBQとぶらり散策を楽しめました。参加者みんなで考えた具体的な案出しは、2日目のプレゼンテーションで安平町キープレーヤーから貴重なフィードバックも受けました。
アイデアソンを運営している「Fanfare あびら起業家カレッジ」は安平町役場と民間プレイヤーが力を合わせて起業家を発掘・育成・選考するプログラムです。ディープインパクトやアーモンドアイなどの有名な競走馬が生まれた国内有数の馬産地でもある安平町らしく、令和3年4月スタートすることになるこのプログラムの名前は、競馬が始まる前に鳴らす「ファンファーレ」に因んで、新たな暮らし・働き方のワクワクする予感を込めました。
アイデアソン合宿 in 安平町
アイデアソン合宿 in 安平町

写真提供: 渡邊匡人さん

起業家を発掘・育成・選考するプログラム
起業家を発掘・育成・選考するプログラム

写真提供: 渡邊匡人さん

育つ起業家を創る移住・起業プログラム

安平町を知ってもらい興味を持ってもらうために、「Fanfare あびら起業家カレッジ」は交流イベントを毎年度に複数回開催したり、実際に安平町でキャンプをしながら、町のプレイヤーと交流を深め、町の課題解決へのアイデアを出し合ったりして、安平町との関係づくりをしていきます。
今年度のメインプログラムは8月初旬から10月中旬までの書類選考を経て、11月12・13日にエントリーした候補者の起業プランを発表するビジネス合宿を行います。最終選考会まで1ヶ月の間には、参加者が役場職員、メンター、コーディネーターとともにプランの更なるブラッシュアップに取り組んで、そして12月10日の最終選考会を通過された方は「採択の内定」を得て、地域おこし協力隊制度の活用により最大3年間ベーシックインカムとして月額約20万円の支給、起業時の施設改修と広告宣伝の負担を最大250万軽減できる創業等支援補助金の支援が用意されているほか、町の地場産品を活用した商品開発や、地場産品のブランド化の取組みなど町との長期的関係性を構築するサポートも受けます。

Fanfare あびら起業家カレッジのウェブページ

Fanfare あびら起業家カレッジのイベントスケジュールやエントリー情報は公式サイトにあります

8月初旬-10月中旬 書類選考
11月12日-13日 ビジネス合宿@安平町追分公民館
11月14日-12月09日 ブラッシュアップ
12月10日 最終選考会@安平町コミュニティスペース ENTRANCE

日本一の公教育を目指すまち

様々な熱い想いの人々が交わり、なんだか活気を感じる安平町は「日本一の公教育を目指すまち」と宣言していて、園庭には馬がいて自然学習が充実しながら、最新鋭の顔認証やペーパレス化といった技術の活用に取り組む魅力的な子ども園、遊びによる成長を促進するあびら教育プランを推進中。さらには、その幼稚園の向かえに、9年間通っても飽きがこないようにデザインされ、創作アトリエやキッチンスタジオを備えた公立の小中一貫校が令和5年に開校します。これらの取り組みは、国連児童基金(ユニセフ)にも評価され、安平町がニセコ町とともに国内で初めて「子どもにやさしいまちづくり」の実践自治体に選ばれ、子育て世代にとっても注目の町です。

だからこそ、アイデアソンの同日に、安平町は追分エリアを舞台に「教育」をメインとした、安平町での暮らしをイメージしていただけるようなオンラインツアーも開催されました。
挑戦しやすい環境が整えた、そしてそこから輩出された人材と共に、安平町はみんなで未来へ駆けるまちというブランド、また子育て世代に優しいまちという魅力を磨き上げ、さらにまちとしてパワーアップしていくことでしょう。
安平町

あびら教育プラン

あびら教育プランの詳しい情報は、安平町の公式サイトをご覧ください。

安平町の教育をメインとしたオンラインツアー
安平町移住オンラインツアー

写真提供: 渡邊匡人さん

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今回の写真と資料提供は渡邊匡人さんです、ありがとうございました。

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ふるさとの香りを蘇る@安平町

暖簾を下ろした老舗酒蔵の味を忘れないベテラン米農家は、安平町にもう一度酒造りの灯をともしたいと決意しました。近所の仲間と酒造好適米「彗星」を栽培し、二世古酒造の力も借りて、念願の地酒「あびら川」が誕生しました

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