新しい地方創生のあり方を示そう＠邑南町・鹿部町

令和４年１１月２９日

A級グルメ構想の仕掛け人「スーパー公務員」寺本英仁さんは、地方創生を支える若手公務員の育成を支援するため起業し、新しい日本のあり方を提唱するドキュメンタリー映画プロジェクトを始まった。

39°北つぶやき

場所

邑南町・鹿部町・北広島町

期間

令和４年１２月２９日まで

人口一万未満で、雄大な絶景が持たないことにも拘らず、この数年でここでしか味わえない上質なお料理とサービスを提供するお店を確実に育っているから、コロナ前に年間９０万人の観光客を呼び込んだ実績を残った小さな里山の町・島根県邑南町は、地方創生の成功事例としてよく名を挙げています。

邑南町は石見和牛や高原野菜など数々の特産を揃っていますが、大量生産に向かなくて経済波及効果はなかなか拡がれない課題を抱えていました。ところで、そんな制約をでんぐり返し、夢響きあう元気の郷を築けたのは、寺本英仁さんが仕掛けた「A級グルメ」構想です。

地産地消の発信拠点と、綿密な移住起業サポート体制を整えることで、食を通じて職の創出目指す「A級グルメ」構想は段々と成長し、平成３０年には邑南町と道内の鹿部町を含めた５市町村がにっぽんA級（永久）グルメのまち連合を立ち上げ、地元の高品質な農産物や食文化を生かして町民の誇りを呼び覚まし、観光客や移住者を呼び込むための情報発信、広報活動などで協働します。

小さな里山の町・島根県邑南町

新しく開業した施設の一つ・香木の森

ここでしか味わえない上質なお料理

ＮＨＫ番組「プロフェッショナル仕事の流儀」ではスーパー公務員としても紹介された寺本さんは、新たな挑戦に乗り出した。コロナショックの破壊力を見て、今のやり方では地方がロナ禍を乗り切っていけないと考え、邑南町だけはなく同じ地域課題を持つ全国の自治体へ取り組みを広げようという胸にあった思いをカタチにするため、今年の３月31日に邑南町役場を退職し、株式会社Local Governanceを立ち上げ、「地方創生プロデューサー」として鹿部町をはじめとする全国各地の自治体の若手職員の人材育成や、ふるさと納税を増やす取り組みの助言などを手掛けます。

活動の一環として、寺本さんはドキュメンタリー制作会社のメディアメトルさんに1年間密着してもらい、新しい日本のあり方を提唱し、地方行政の参考になるようなドキュメンタリー映画を制作するプロジェクトを始まりました。「楽園のつくりかた」と名前をつけたこのプロジェクトは、１２月２９日までクラファンを実施しております。現在はすでに百人以上の支援者を集めまして、目標額３００万円の半分以上を達成しました。支援の返礼品としては、エンドロールの掲載のほか、映画の舞台でもなります鹿部町特産たらこ、邑南町の特産石見和牛や、寺本さんの講演会とセミナーの実施など様々魅力的なオプションが用意されていますので、ぜひ見てください。