ASUKAのチーズ工房は、祖父の代から代々受け継がれている毛利牧場内に北川飛鳥さんがオープンした農家手づくりチーズのお店です。地のもの同士の味や香りをこだわりたいから、自家牧場の生乳のみを使用するのはもちろん、町の特産品である「鵡川ししゃも」やドライトマトを練り込んだ作品が10種ほどあります。品質は手間のかけ方次第と信じている飛鳥さんは、輸入飼料を極力使わずに、肥沃な土が栄養価の高い牧草を育て、牛のえさやりや製造販売までお母さんのふたりで行って、自分が納得するまでチーズに情熱を傾けます。チーズの売り上げの一部は、地元の有志と共に少しでも子供達に笑顔を取り戻すため、居場所づくりを兼ねて「むかわのこども食堂」と心のケアに重点を置いた活動に使います。