次代の担い手がいなければ、好調な農業と食関連事業を台無しにする事態を引き起こす可能性が強く意識した三笠市は、すでに募集停止した道立高校を存続させることができないかと、行政、卒業生や市民たちが一緒に考えているなか、平成23年当時の西城賢策副市長(現三笠市長)が偶然で食物調理科を持つ「三重県立相可高校」についての新聞を見つけました。生徒が地元食材を使って、レストランを経営するという独特な取り組みにより人気を集めた相可高校は、良質な農作物の特産地である三笠市に地元の宝を生かした教育のあり方を示しました。