真冬だけに現れる氷の世界@鹿追町

令和4年2月5日

全域がジオパークに認定された鹿追町は、凍れる大地の物語をいかして、1月29日に世界唯一を謳う氷上風呂が体験できるしかりべつ湖コタンが開村し、今年からシーズンパスが導入された

場所

鹿追町然別湖

期間

1月29日~3月13日

鹿追町の全域がジオパークとなっています
鹿追町の全域がジオパークとなっています

写真提供: 高橋道子さん

はるか30万年前に始まった火山活動が、鹿追の地に天空の湖「然別湖」とともに、国内でも珍しい大規模の風穴地帯をもたらしました。川が堰き止められて然別湖が作った溶岩ドームは、寒さや自身の重みによってバラバラにくずして、岩の隙間は空気の流れる風穴になっておりました。

二千メートル級の高山の山腹と山麓を結ばれた風穴は、空気の温度が低いほど密度が大きくなるという現象の力と、日光が射さない岩盤では温度が上がりにくいため、一年中然別湖周辺に冷たい空気を送り込み、冬時期の気温がマイナス25°Cに下がることは珍しくなく、春に雪が解けても地盤は氷点下のままなので溶けることなく、数千年前に形成された日本最古の永久凍土は今でも眠っており、北極圏とよく似た環境と生態系を育みました。

雪国らしい広々した景色と凍れる大地の物語をいかして、鹿追町の全域が「凍れ」をテーマとした「とかち鹿追ジオパーク」に認定され、北部は更に「大雪山国立公園」の一部となっております。

毎年完全結氷した然別湖の上に、しかりべつ湖コタン実行委員会、鹿追駐屯地とボランティアたちは、北極圏で暮すイヌイットの家をモチーフにした氷の村が立てて、然別湖の天然氷や雪の美しさを最大限に引き出した空間は人気を集めています。
今年の「しかりべつ湖コタン」は1月29日から開村しました。新しい時代を対応しながら、シロクマの雪像と相席できる氷のシートと、イベントステージがなくなったが、ドリンクを味わいながら素敵なひとときを過せるアイスバー、世界唯一を謳う氷上露天風呂と氷上足湯や、凍った湖の上に泊まれるアイスロッジは引き続き楽しめます。

安全な環境で体験できるように、今年から500円の協賛金が導入され、一度購入すれば3月13日の最終日まで何度も入れるほか、翌年1月まで然別湖畔の温泉ホテル風水の入浴料金が半額となることや、様々なクーポンがついます。開催期間では氷の教会をはじめとするたくさんの撮影スポットが作り続けますし、スノーモービルとクロスカントリースキーのコースもありますので、リピートする価値十分あります。

しかりべつ湖コタンギャラリー

写真提供: 喜井知己町長と高橋道子さん

鹿追町の独特な地理条件は、観光だけではなく、酪農業にも大きな恩恵をもたらされた。夏も涼しく乳牛に優しい気候風土のおかげで、酪農にとって鹿追町は北海道の中でもトップクラスの立地で、年間約12万トンの生乳が生産し、多く方の健やかな食生活をささえています。しかしコロナ禍の影響で、生乳は非常に厳しい状況におかれています。経営が圧迫されている農家を支援し、資源を無駄にしないようのため、鹿追町は様々な牛乳消費拡大策を打ち出しまして、「しかりべつ湖コタン」でも牛乳を配布するなど、消費拡大をPRしていきます。風景と調和した不思議な世界観を浸られるながら、この湖の美しい水によって育まれた、自然からの恵みをいつもより一杯多く飲むことで、地元に頑張っている方々を応援できます。

イベントでも酪農を応援します

写真提供: 喜井知己町長

しかりべつ湖コタン実行委員会のウェブページ

開催スケジュールや安全対策の詳しい説明は、しかりべつ湖コタン実行委員会のHPをご確認ください。

鹿追町記事アーカイブ

クリックすると鹿追タイムズに戻れます

酪農家を応援するチャレンジ@鹿追町

夏も涼しく乳牛に優しい気候風土のおかげで、酪農にとって鹿追町は北海道の中でもトップクラスの立地です。コロナ禍の影響で経営が圧迫される農家を支援するのため、鹿追町は牛乳消費拡大策を打ち出しました

記事本文へ »

39°北について​

「39°北」は、北海道の数多くの自治体や団体に繋がっていただいて、それぞれの地域の振興計画をサポートし、地元で活躍している人々のものがたりを広く知れ渡ることを目的とした総合地域振興情報サイトです

Copyright © 2024年 39°北. University Zone | Developed By Rara Theme. Powered by WordPress.