石黒さんは平成22年に網走湖畔にある「鉄ちゃんと鉄子の宿」の開業日に集めてきた鉄道ファンと意気投合し、MOTレール倶楽部が発足しました。当初は鉄道好きが親睦を深める会だったですが、その後本格的な地域おこしと鉄道応援活動に活動の軸を移し、レトロな名作ファミコンゲーム『オホーツクに消ゆ』の力を活かしたコラボ企画や、老朽化で運行終了した「流氷ノロッコ号」の存在を後継ぎする形で、JR北海道と網走市と連携を組んで、既存の車両を活用して車内販売などのおもてなしによる観光列車にふさわしい旅の体験「流氷物語号」を創出しました。