折しもこの時期に観光需要が冷え切って、JR北海道の経営はより厳しくなりましたが、一度の運行で400人前後のお客様が沿線の観光地まで運ぶ、道内ただ一つのSLを守りたいという地域から強い要望と、訪日観光客が皆無という状況でも道内のファンの下支えで前年度乗車の7割も維持してきたことを受けて、総額4億円以上投入し、SLの心臓でも言われたボイラーは大阪へ搬送、修繕を実施する上で、5両の客車のリニューアルにも踏み切って、旧型客車の雰囲気を保ってつつ、内装のリフレッシュや、これまでの4人掛けのボックス席を2人掛けのカウンター席に変えて、車窓に広がる釧路湿原の景色をより満喫できるデザインを取り入れ、長く走れるように発電機や台車にも工夫されています。